オフカメラストロボライティング 【中編】
さて、ここからが本題。
光学スレーブについては以前から知っておりました。
もちろん、K-50とクリップオンストロボの組み合わせでもできるということも。
海イベント以降、こちらのテストを行ってみましたが、ストロボの配置や距離によっては、制御用のプリ発光を拾わないことがあったりで、やや制約があるものでした。
そこで、ここ最近のトレンドを探ってみると、トランスミッターを使用したラジオスレーブが主流のようであったので、早速いろいろ情報を調べてみた次第。
・Nissin Air1
・Cactus V6
・Yongnuoの機器
・GODOXの機器
…が主な製品群のよう。
国内有名サードパーティストロボメーカーであるNissin製のAir1、ラインナップが幅広く、とにかくものすごく安い中国製のYongnuoやGODOX、国内の電波法適合を謳って、更にメーカー問わず使えるというCactus。
PENTAXユーザ故に必然的に選択肢は絞られたわけで、Cactus V6を選択しました。近所のヨドバシカメラの店頭にも置いているので、いざ買い足しが必要になったときも入手しやすいと思ったのも決め手の一つでした。
また、後継機種にV6Ⅱというのもありますが、大きな違いはハイスピードシンクロ(以下HSS・※)に対応しているかどうかというところです。
日中に関しては、NDフィルターを使用して、同期速度での日中シンクロ(※)で特に不便を感じていなかったので、HSSを使えないV6を選択。値段も1.5倍くらい違いますしね(^^;)
当初、ファームウェアのアップデートでV6も将来的にHSSが使えるようになるなんてアナウンスも上がってたのですが、どうやらそれはなくなったようです。
※日中シンクロ
日中の屋外などで背景が白飛びしないように全体の露出を下げ、暗くなった被写体に対してストロボを照射する撮影テクニック。
K-50の場合、SS1/180より速いシャッタースピードではストロボが同調しないため、ND(減光)フィルターを用いて露出を下げてます。※ハイスピードシンクロ
目にも止まらぬ速さで連続発光させるため、同調速度を超えたシャッタースピードでもストロボが使える便利な機能。
ただし、デメリットとして、通常の発光より光量が下がる、電池の消耗が激しいことなどが挙げられる。
さて、このCactus V6、操作はいたくシンプルで、A・B・C・Dの4グループでそれぞれ光量と発光のトリガーを制御できる(だけ)の代物です。それぞれのグループに複数台のストロボをぶら下げて制御することもできます。
詳しい機能は販売元のサイトをご覧くださいw
実際の使用感や、学んだことについては【後編】につづく。